顎関節症治療に関して
口をあけるとき左側で音がして不快感があります。どうにかなりませんか?
口を開けて顎を動かす際に頻繁に音がする、痛みが伴うなどの場合は顎関節症の疑いがあります。患者様の状態を詳しく調べる必要がありますが、正しい噛み合せに治すことで改善されるケースもあります。
指1本分くらいの開口で過ごしています。どうしたらよいでしょうか?
顎関節が正しく機能していない可能性があります。このような状態ですと、プラークが付着したり、お口の中が不潔になったりしやすくなります。むし歯・歯周病リスクもありますので、一度ご来院いただいて、検査を受けていただくことをお勧めいたします。
顎が痛むと頭も痛みますが、どうしたらよいでしょうか?
くいしばりや精神的ストレスも考えて、ストレス検査を考慮しつつ頭痛の原因を解明することが必要です。噛み合せが悪いことや、その他の疾患が原因かもしれません。まずは詳しい症状をお聞かせください。
歯周病治療に関して
歯周病は自然に治りますか?
歯周病は自然治癒しません。しかし、歯周病は予防でき、治療も可能です。大切なのは正しいブラッシングを毎日することです。専門家に歯石を取り除いてもらい、歯周菌の棲みやすい環境をなくすことが大事です。そのためには、歯科衛生士による専門的なクリーニングを定期的受けることをお勧めします。
最近、歯肉が下がってきたような感じがしますが、歯周病でしょうか?
歯周病は、顎の骨が溶けてしまう病気で、確かに歯肉炎などで歯肉が下がることはあります。しかし、歯肉は加齢や強いブラッシング、噛み合せの悪さによっても下がることがあります。歯肉が下がるということは、何らかの原因があると思われますので、一度医院まで足を運んでいただき、検査を受けてください。
10代、20代でも、歯周病になるのですか?
歯周病は中高年の方だけがかかる病気ではありません。若年性歯周炎と呼ばれ、10代でかかることもあります。若いから歯周病にならないとは限らないのです。それに若い頃からの悪い習慣(歯を磨かないなど)が重なり、やがては歯周病になってしまうということも考えられます。やはり日頃のケアが重要です。
インプラント治療に関して
インプラント治療に年齢制限はありますか?
年齢の上限はありません。骨の成長がほぼ完了する16歳以上であれば、医学的・解剖学的に条件が満たされている限り、どなたでもインプラント治療を受けることができます。
術後のブラッシングは普通に行っても良いですか?
術後の傷の上は磨くことができません。しかし、傷に関係ない箇所に関しては通常通りブラッシングを行って下さい。ブラシが当てられないところは、うがい薬を出しますので、うがい薬を利用してお口の洗浄を行ってください。
治療が終了した後はどうするのですか?
インプラントをできるだけ長期間もたせるためにも、半年から1年の間隔で定期検診を受けてください。せっかくインプラントを入れても、歯茎がもろくなってしまっては意味がありません。健康な歯は日々のケアが重要です。
矯正治療に関して
矯正中、食べてはいけないものはありますか?
基本的には何を食べても構いませんが、キャラメルのような粘着性のあるものや、極度に固いものは避けたほうがいいでしょう。治療時に取り付けた矯正装置が外れる要因となるためです。
矯正は歯を抜かずに治療はできないのでしょうか?
歯の大きさに比べて顎の骨が小さく、歯の並ぶスペースが狭い場合は、歯を抜いて作ったスペースに歯を移動させて歯並びを整える場合もありますが、抜歯せずに矯正する場合もあります。
スポーツや楽器の演奏はできますか?
顔や口元に衝撃のある空手、ボクシングなどの格闘技は避けた方が無難でしょう。管楽器は、装置をつけたばかりの時は違和感があるようですが、すぐに慣れるようです。基本的には、日常生活はそれほど支障はありません。
審美歯科に関して
どんな歯でも白くなるのでしょうか?
歯のホワイトニングには適応症があって、個人差があります。ホワイトニングが本当に患者さんに適しているかどうかを判断するには、十分なカウンセリングが必要です。まずはお気軽にご相談ください。
白くなった歯は一生持ちますか?
ホワイトニングは必ず一定期間を経ると後戻りをします。ホワイトニングを受けた歯の白さを一生維持することはできませんが、その白さをなるべく長時間キープすることならできます。そのためには、タッチアップと言って、3か月~6か月に一度簡単なホームホワイトニングを受けると良いでしょう。
以前治療した歯の色が変色してきたのですが、白くできますか?
保険適用の差し歯の場合、材質がプラスチックなので年数が経つと水分吸収し、変色しやすくなります。セラミッククラウンの場合は、何年経っても変色することはありませんが、自由診療です。
義歯(入れ歯)治療に関して
入れ歯洗浄剤で洗浄したほうがいいですか?
入れ歯洗浄剤は使っていただくと非常に効果的だと思います。さらには、ブラシでぬめりを取り除いた後に入れ歯洗浄剤をご使用いただければ、より高い効果が期待できます。洗浄剤には総義歯用と部分義歯用とがありますので、お間違いのないようにご注意ください。
寝るときは入れ歯(義歯)を外した方がいいですか?
基本的には、お手入れは夜外して寝ている間に行い、朝また装着するようにしてください。患者様の残存歯の状況によっては、洗浄して装着したままの場合もあります。寝ている間のくいしばりや顎にかかる力を考慮しなければなりませんので、歯科医師より説明を受けて下さい。
保険の入れ歯と金属の入れ歯の違いは何ですか?
保険診療の入れ歯では、使用できる材料が決められています。自費診療の入れ歯であれば、上顎の部分に金属を使用しており、強度が高く、厚みが半分以下に抑えられています。そのため、装着時の違和感や発音のしにくさが大幅に改善されます。金属床ですので、お食事の温度も直接上顎に伝わり、お食事本来の味を味わうことができます。