舌がんについて
タレントの堀ちえみさんが、「舌がん」であることを自身のブログで公表し、舌がんをめぐる話題が広まっている。
口腔がんはすべてのがんの約1~2%、年間約7800人が罹るといわれています。口腔がんはいろいろなところにできますが、最もできやすい場所は舌です。舌の側面が最もできやすい場所になります。
喫煙はニコチン、タール、熱の影響でなりやすい要因といわれています。過度の飲酒も危険度が高いといわれています。口の中の環境では、尖った歯や合わない被せ物や入れ歯などが、いつも粘膜を刺激しているのも危険度が高いといわれています。
定期的に歯科医院にて、口の中のメンテナンスを行っている方は予防や早期発見につながりますので、かかりつけの歯科医院をぜひ持つようにしましょう。
症状は、口内炎ができたかなと気づかれることが多いです。初期の口腔癌は口内炎と見分けがつかないもが多いですが、なかなか治らない口内炎は要注意です。すぐにかかりつけの歯科医院にて診てもらった方が良いでしょう。定期的にメンテナンスを受けていると早期発見しやすいですし、相談もしやすいと思います。
神奈川県歯科医師会では、平成18年より「口腔がん検診」を普及してきました。平成30年4月までに口腔がん検診協力医として1,473名の歯科医師を認定しています。検診は12年間で284回実施され、延べ人数10,697人を検診してきました。口腔がんは13例発見され、要検査655人(6.1%)異常なし8,851人(86.4%)でした。
大和歯科医師会でも、年3回の口腔がん検診を実施しています。興味がある方は歯科医師会に問い合わせしてみてください。その他広報もしております。
2019年2月22日 (金)
カテゴリー : 院長